ピアッシングするのに便利なのはピアッサーですが、ぶ厚い耳たぶや軟骨へのピアッシングには切れ味の良いニードルもおすすめです。

「ニードルを使ってみようかな」と思って検索してみると「軟膏」の文字がたくさん見つかります。

ニードルには軟膏が必要といった口コミが多いみたいだけど、どうしてかな?」

「軟膏って何でもいいのかな?」という疑問にお応えしつつ、おすすめの軟膏をご紹介しますね。

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ニードルでピアスを開けるとき軟膏の役割は?

なぜニードルに軟膏を塗ってピアッシングするのでしょうか?

軟膏の役割をひとつづつチェックしてみましょう。

殺菌作用がある

軟膏に配合されている成分によって、細菌が繁殖するのを抑えたり 殺菌作用があるので、ピアッシング後の傷口であるホールをバイ菌から守ってくれる役割があります。

炎症や化膿などのトラブルを避けることができるので、どの軟膏を使うかという点も大変重要です。

ニードルの滑りをよくする

上の画像をご覧になってもわかるようにニードルの先端は大変鋭利で柄が長くなっています

鋭利で刺しやすいのですが、刺して穴を開けた後は引き抜かず、刺した方向へ長いニードルを押し込んで向こう側から引っ張り出さないといけません。

この際、滑りをよくするために使用するのが軟膏です

ニードルに適量の軟膏を塗って、スムーズに刺せるようにしましょう。

ピアスを開ける時間を短縮する

ニードルでのピアッシングで時間をかけすぎると 肉がが硬くなってピアッシングしにくくなるんです。

一気に差し込む、時間との勝負!

ですので、滑りを良くして時間がかからないようにするためにも軟膏が必要なんですよ。

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ニードルの軟膏でおすすめな種類は?

ニードルの軟膏は何でも良いというわけではなく、成分・効能に注目してくださいね。

ここからはおすすめの軟膏をご紹介していきます。

ドルマイシン軟膏

ドルマイシン軟膏 」は、殺菌作用をもつ抗生物質を配合しています。

ですので、一般外部疾患の感染予防並びに治療に効果を発揮する皮膚の薬です。

ピアッシングしたての傷口を細菌による炎症・化膿から守ってくれて、かつ滑りをよくしてくれるので、おすすめの軟膏です。

ドルマイシン軟膏はステロイドが入っていませんが、似た名前のドルマイコーチ軟膏」はステロイドが入っているので、ステロイドを避けたい方は気を付けてください。

テラマイシン軟膏

テラマイシン軟膏」、こちらもニードルの軟膏としてよく聞く名前です。

テラマイシン軟膏は、ポリミキシンB硫酸塩とオキシテトラサイクリン塩酸塩の2つの抗生物質を配合しています。

これら2つの抗生物質がブドウ球菌などの細菌のたんぱく質合成を阻害して殺菌作用を発揮し、化膿を抑え、患部の治りを助けます。

テラマイシン軟膏もステロイドが入っていません。

が、似た名前の「テラコートリル軟膏」には、抗炎症作用のあるステロイドとを配合しているので、ステロイドを避けたい方は気を付けてくださいね。

コーフル軟膏

コーフル軟膏」は、殺菌力の強いアクリノールが主剤の化膿性皮膚疾患治療剤です。

ステロイドは入っていません

アクリノールが広範囲な化膿性球菌全般を殺菌し、ビタミンA・D2が新しい皮膚組織の再生を促します。

その効能に、やけど・きりきず・すりきず等と謳っているので、ピアスホールという傷口に効果があります。

オロナイン

オロナイン軟膏」は、殺菌作用を有するクロルヘキシジングルコン酸塩を配合した親水性軟膏です。

ステロイドは入っていません

こちらの効能・効果には、にきび・吹き出物・やけど(かるいもの)・ひび・あかぎれ等と軽い傷口にも使用できて、お家にすでにあるからという理由で、ニードルでのピアッシングにも使っている人は割と多いです。

ニードルでのピアッシング以外でも使用するなら容量の大きいものもいいですね。

ワセリンは△

「ワセリン」は滑りを良くする目的でよく使用されていますが、抗菌作用・殺菌作用はなく、接触性皮膚炎などから皮膚を保護する目的で使用されるので、ニードルの軟膏としてはあまりおすすめできません。

ニベアで代用するのはNG

ニベアはお肌を守るものですが、傷口のためのものではありません。

ピアッシングしたてのピアスホール=傷口、ですので、ニードルの滑りを良くすることはできますが、抗菌作用がないので軟膏として代用するのはおすすめできませんね。

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ニードルの軟膏が売ってる場所は?

「ニードル専用軟膏」としての商品はありません。

先ほどおすすめした軟膏は、薬局・ドラッグストア・大手雑貨店などで購入可能です。

もちろん通販でも種類豊富に選べますので、値段や量を見て選んでくださいね。

■関連記事

→ニードルはドンキにある?売ってる場所や値段、ゲージのおすすめは?

軟膏はピアッシング後のトラブルにも使える

おすすめ軟膏はどれも抗菌作用や殺菌作用がありましたね

ニードルでピアッシングした後は、触り過ぎたり、なんらかのトラブルが原因で炎症・化膿を起こすケースが多いのも事実。

軟膏はトラブルが起きた時のためにも、ひとつ常備しておくと役に立ちますよ。

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軟膏を使ってニードルで上手く開ける方法は?

ここまでニードルにおすすめの軟膏を紹介してきましたが、ニードルと軟膏だけではピアッシングできません。

必要なものを揃えるのがニードルでのピアッシング成功への第一のコツ!

そして、手順をしっかり踏むのが第二のコツ!

ということで、ニードルでピアッシングするための準備物と手順をお伝えします。

ニードルピアッシングの準備物

●準備物その1

  • ニードル
  • ファーストピアス(ニードルと同じゲージのもの)
  • ニードルアダプター(あると便利)

ニードルを選ぶ時には、必ずゲージ(太さ)を確認するといいですね。

ゲージ=Gという単位で表示されており、商品パッケージに記載されています。

ニードルとファーストピアスのゲージは必ず揃えましょう。

同じサイズのゲージを選ぶことで、スムーズにピアッシングできますし、ピアスホールのトラブルを起こしにくくすることができますよ。

ニードルでピアッシングする時にあると便利なのが、ニードルとピアスを繋ぐアタプター。

ニードルを刺した後にファーストピアスをニードルの後ろ側に接続させるのですが、なかなかできない方もいます。

初心者の方は特に上手くできず最悪の場合、血まみれになってしまうことも。

ニードルからファーストピアスを接続させるのに、このアダプターがあれば簡単にできますよ。

ニードルで開けるのが初めての方は、ニードルに合わせてアタプターも準備しておくと安心ですよね。

●準備物その2

  • 軟膏
  • ペン・アイペンシルなど(開けたい部分のマーキング用)
  • 消しゴム(耳の場合、耳の裏にあてて使用します)
  • 消毒用エタノール(ニードル・ピアス・消しゴム用)
  • 除菌スプレー・除菌ジェル・除菌液(手・ピアスをしたい場所用)
  • 一気に突き刺す気合!

最後の「気合」が成功のポイントです。

ニードルピアッシングの手順とコツ〜準備編〜

準備が整ったら、ピアッシングをしましょう。

◆事前の殺菌・除菌が大切です!◆

ニードル・ピアス・消しゴム・ニードルアダプターを消毒用エタノールに漬けて30分以上消毒します

キャッチやボールも忘れずに

②鏡を見て、ピアッシングしたい場所をマーキングします

※両耳の場合は左右対称になるように、鏡の前で机に両肘をついて ブレないよう固定してからマーキングしましょう

③手指・ピアッシングする患部を除菌します

ここまで大丈夫でしょうか?
では続きます。

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ニードルピアッシングの手順とコツ〜実践編〜

◆時間をかけずに!がキーワードです◆

④ニードルに軟膏を塗り滑りをよくしましょう。

⑤耳の場合は耳の裏に消しゴムを充てて、準備した気合を入れてニードルを刺す!

時間がかかると肉が固くなるので躊躇なく一気にです

⑥貫通したら、ニードルにファーストピアスを接続させる。

ニードルを向こう側へ押し出しましょう

※ここも時間をかけずに

ニードルを引き抜いてはいけません!

⑧ピアスが装着できたらキャッチやボールを取り付けて完了

別の場所に開ける場合も同じ手順ですが、 血の付いていない消毒済みのニードルを使いましょう。

ニードルで開けるなら軟膏は必須アイテム

ニードルで開ける心の準備はできたでしょうか?

具体的なイメージが沸いていたら幸いです。

おすすめ軟膏を必ずご用意の上、ニードルに挑戦してくださいね。

以上、「ニードルの軟膏でおすすめな種類は?オロナインやワセリンは使える?」のご紹介でした。

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